日本代表団受賞ラッシュ!

米国ジョージア州アトランタで開催されているIntel ISEF(国際学生科学フェア)の優秀賞(Grand Award)表彰式が行われ、日本代表の坂口穂菜美さん(埼玉県立浦和第一女子高校3年)、吉村史也君、谷口和成君、清本大介君(奈良県立王寺工業高校2 年)、三浦拳君、井上真美さん、鈴木栞友さん(静岡県立浜松北高校3年)が表彰されました。

坂口さんは、「ショウジョウバエの幼虫は餌 によって唾液分泌量を調節する」という研究で、動物科学部門(Animal Sciences)で2位を受賞しました。受賞直後には「受賞できて本当にうれしいです。サポートしていただいた皆さんに本当に感謝しています。」と喜び を興奮気味に語っていました。

吉村君、谷口君、清本君は、「微風時における高効率縦型風力発電用風車の研究―風向きに対応した縦型回転 翼可変迎角制御の開発―」という研究で、共同研究/エネルギー・輸送部門(Team Projects/Energy & Transportation)で、2位を受賞しました。吉村君たちは、「なんと言葉で表現したらよいかわからないくらいうれしいです。偉大な先輩たちを 超えることができました。これで日本に安心して帰ることができます。」と興奮しながらも、安堵した表情を浮かべながら受賞の喜びをかみしめていました。

三浦君、井上さん、鈴木さんは、「実用的な自動合成写真作成アルゴリズムの設計と実装」という研究で、共同研究/コンピューターサイエンス部門(Team Projects/Computer Science)で4位を受賞しました。三浦君たちは、「グランドアワードは受賞できると思っていなかったので、とてもうれしいです。」と昨日に続く受賞 に喜びの声を聞かせてくれました。

また、最高賞にあたるインテル青年科学賞(Intel Foundation Young Scientist Award)には、「均一沈殿法で合成したCu-Zn-Al触媒による効率的な水素生成」、「有毒化学物質検出バイオセンサーの開発」、「特異結び目の コード図におけるアレクサンダー・コンウェイ多項式の計算」の3研究が選ばれました。

Intel ISEF 2008で日本代表が特別賞を受賞

米国ジョージア州アトランタで開催されているIntel ISEF(国際学生科学フェア)の特別賞表彰式が現地時間15日夜に行われ、日本代表の牧野美咲さん(筑波大学理工学群1年)、三浦拳君、井上真美さん、鈴木栞友さん(静岡県立浜松北高校3年)が特別賞を受賞しました。

牧野さんは、「アスピレーターによる簡易放電管の製作」という研究でプラズマ科学連合賞(1等賞)を受賞しました。受賞直後には「ISEFに向けて一生懸命準備をしてきたので、結果がついて本当にうれしいです。」と話してくれました。

三浦君、井上さん、鈴木さんは、「実用的な自動合成写真作成アルゴリズムの設計と実装」という研究で、人工知能振興協会賞(2等賞)と国際計算機学会賞(4等賞)を受賞しました。三浦君たちは、「2つも受賞することができて、本当に最高の気分です。ありがとうございます。」とそれ以上のことを語れないくらい興奮気味に語ってくれました。

また、それに先立ち、昼間は一般公開が行われ、アトランタ市民に自分たちの研究を発表したり、国際交流をしていました。一般公開では、たくさんの人に研究を聞いてもらうことができ、満足そうな笑みを浮かべていました。

審査会当日

米国ジョージア州アトランタで開催されているIntel ISEFで、審査会が行われました。日本代表団は緊張した面持ちの中、最終チェックをし審査に望みました。

審査終了後は、みな自分の研究を思う存分説明できたようで、満足そうな笑みを浮かべ、また、安堵した表情をみせていました。

明日15日に特別賞の表彰式が、明後日16日にグランドアワード(優秀賞表彰式)が行われ、審査結果が発表されます。

審査終了後には、ダンスパーティーなどが行われる国際交流会に参加し、審査の労をねぎらっていました。

発表準備整う

米国ジョージア州アトランタで開催されているIntel ISEFで、審査に先立っての事前審査(ルール適合、展示の安全性などのチェック)が終了しました。日本代表のファイナリストは、無事全ての審査をクリアし明日の審査に臨む準備が整いました。

 
ファイナリストは審査に向けての発表練習、気晴らしの観光、ノーベル賞受賞者によるパネルディスカッションに参加するなど思い思いの準備をし、夕方からはアトランタ市主催の歓迎パーティに参加しました。

 

大会は三日目が終わり、明日の審査を経て16日(金)に最高賞(賞金5万ドル)を含めた表彰式が行われます。

Intel ISEF 2008 開幕

米国ジョージア州アトランタで開催されているIntel ISEFのオープニングセレモニー(開会式)が行われました。米インテル会長クレッグ・バレット氏による挨拶が行われ会場を大いに盛り上げたほか、各国代表がステージにあがるシーンでは、日本代表全員がはっぴを着て、各国代表に負けじと日本チームをアピールしていました。

日本代表団全6プロジェクト全てパネルのセットアップも順調に進んでいます。

今年のISEF参加者情報は以下の通りです。

参加国(国と地域) : 51

参加生徒総数 : 1557人 (男:女=52:48)

参加回数が2回目以上のファイナリスト:251人

日本代表団出発

 米国ジョージア州アトランタで5月11日から5月17日にかけて行われるIntel ISEF(国際学生科学技術フェア)に向けて、日本代表として派遣される生徒たちが、本日成田空港を出発します。

本年度のISEFには、以下の6つのプロジェクトが参加します。

 

【動物科学部門】

坂口 穂菜美(埼玉県立浦和第一女子高等学校2年)

「ショウジョウバエの幼虫は餌によって唾液分泌量を調節する」

 

【物理学&天文学部門】

牧野 美咲(渋谷教育学園幕張高等学校3年)

「アスピレーターによる簡易放電管の製作」

 

【環境科学部門】

小原 慶太郎(早稲田大学高等学院3年)

「東京都内の公園に見られるチョウの種類と環境の関連について」

 

【化学部門】

町出 明敬(京都市立堀川高等学校2年)

「レーザーを用いた高感度吸光光度計の開発―極微量リン酸の測定を目指して―」

 

【団体部門/コンピューターサイエンス】

三浦 拳、井上 真美、鈴木 栞友(静岡県立浜松北高等学校)

「実用的な自動合成写真作成アルゴリズムの設計と実装」

 

【団体部門/エネルギー・輸送】

吉村 史也、谷口 和成、清本 大介(奈良県立王寺工業高等学校)

「微風時における高効率縦型風力発電用風車の研究―風向きに対応した縦型回転翼可変迎角制御の開発―」

 

大会中の様子を、現地プレスルームより毎日お届けいたします。日本代表団の活躍に期待しましょう!

(学年は、日本学生科学賞、JSEC受賞時のもの)