Intel ISEF 2017 日本代表3名が計3つの部門優秀賞を受賞!!

米国カリフォルニア州ロサンゼルスで開催されているIntel ISEF 2017で、優秀賞(Grand Award)表彰式が現地時間19日午前に行われました。 慶應義塾大学1年(島根県立益田高等学校出身)の福満和さんが動物科学部門優秀賞 2等を受賞しました。

    市川学園 市川高等学校3年吴慧怡さんがエネルギー:化学的部門優秀賞 2等を受賞しました。

南山高等学校 男子部3年の田渕宏太朗さんが機械工学部門優秀賞 2等を受賞しました。

福満さんは「Red and blue silk threads obtained from silkworms reared on artificial diets containing rhodamine B and methylene blue」というテーマで研究を行い、発表しました。受賞した時の気持ちを「自分の名前が呼ばれたときは聞き間違いかと思い、すぐに立てませんでした。審査員が研究に対してすごいねと言ってくれたのがうれしかったです。」と語ってくれました。

吴さんは「Artificial Photosynthesis: Novel Visible Light Response and Formic Acid Generation from Carbon Dioxide Using Tantalum Oxide/Tantalum Plate」というテーマで研究を行い、発表しました。受賞した時の気持ちを「審査では事前に考えた想定質問がたくさん聞かれたので、楽しく自信を持って答えられました。」と語ってくれました。 田渕さんは「Single and Simple Groove Addition Improves Propeller Efficiency」というテーマで研究を行い、発表しました。受賞した時の気持ちを「審査員と話すのが楽しく、その分野を専門とする方と議論できたことがうれしかったです。」と語ってくれました。

また、最高賞に当たるゴードン・ムーア賞(Gordon E. Moore Award)はドイツ代表のIvo Zellさんによる「A Wing Is Enough: An Improved Flying Wing Based on a Bell-Shaped Lift Distribution(羽だけで十分 : 釣鐘状揚力分布に基づく改良型全翼機)」が、次点にあたるインテル青年科学賞(Intel Foundation Young Scientist Award)には、米国代表のAmber Yangさんによる「Multi-Orbit Space Debris Cloud Tracking Using Iterative Closest Points Registration with Machine Learning(機械学習を用いたICP位置合わせによる多軌道スペースデブリ雲のトラッキング)」と、イタリア代表のValerio Pagliarinoさんの「LaserWAN – Laser Broadband Internet Connections(レーザーWAN レーザーブロードバンドインターネット接続)」が選ばれました。

この表彰式をもって今年のIntel ISEFも無事終了し、日本代表団は明日以降に帰国の途につきます。 日本サイエンスサービスでは開催期間中、現地プレスルームより、毎日インターネットを通して日本代表の最新の情報をお伝えしていく予定です。

Twitter(https://twitter.com/npo_nss)では、写真を交えて現場の様子や情報等をリアルタイムに配信をしておりますので、そちらも御覧下さい。