Intel ISEFに向けて研修会をグーグル合同会社にて実施

3月26日から3月28日にかけて、グーグル合同会社にて国際学生科学技術フェア(Intel ISEF)2019に日本代表として派遣される高校生たちを対象とした研修会を実施しました。ファイナリストたちは、昨年12月に開催された第16回高校生科学技術チャレンジ(JSEC2018)と第62回日本学生科学賞にて各々の研究成果を評価され、日本代表として選抜された高校生たちです。彼らは2019 年5月12日から17日にかけて米国アリゾナ州フェニックスで開催されるIntel ISEF 2019に出場します。

ファイナリスト研修会開幕!

ファイナリストの研究発表

ファイナリストの研究発表

ファイナリストの研究発表

日本サイエンスサービス(NSS)は、本研修会の企画立案や、英語プレゼンテーションの指導や質疑応答の対策など、過去のISEF出場者としての経験を生かしたアドバイスを行いました。また、本研修会にあたり、GoogleのスタッフとEnterprise Training Group(ETG)のスタッフ方にもご協力いただきました。

ETGトレーナーとディスカッションするファイナリスト

Intel ISEFにおいてもっとも重視されるのは研究のプレゼンテーションです。もちろん研究内容も大事な評価基準ですが、プレゼンテーションにはさまざまな評価基準の中で一番多くのポイントが割り当てられています。しかし、発表時間は審査員一人当たり15分と、出場者たちが1年かけて行なってきた研究成果を全て伝えるにはあまりにも短い時間しかありません。その短い時間でいかにどれだけの内容を伝えられるか。本研修会ではこの点を重視し、ファイナリストたちが効果的に内容を伝えられるようなプレゼンテーションを作成する手助けを行いました。

Googleのスタッフにファイナリストが自分の研究を説明する姿も

NSSのスタッフに指導を受けるファイナリスト達

チームでプレゼン内容を相談中

NSSのスタッフと話をして内容を考えるファイナリスト

プレゼン内容を考える

ファイナリストたちが作成するプレゼンテーションが少しでもいいものとなるように、NSSからはプレゼンテーションの方法はもちろん、Intel ISEFにおける審査基準や、見やすく、わかりやすいポスターの制作方法、質疑応答対策などの説明を行ないました。また、Intel ISEF 2017と2018の参加者たちから、発表時に使えるツールの紹介も行いました。ファイナリスト達は全てが初めてで混乱することも多い中、それぞれの話題に、時にはメモを取り、時には質問しながら、耳を傾けていました。

効果的な質疑応答対策

プレゼンで役立つツールの説明

真剣に説明を聞くファイナリスト

また、Googleの社内見学や社員と交流し質問をするなど、充実した時間を過ごしました。

Googleの受付にて

最終日には、Googleスタッフ、ETGトレーナー、NSSスタッフを相手に、最初から最後まで英語を使ったプレゼンテーションと質疑応答を行いました。発表をするだけでなく、スタッフ達からのフィードバックを真摯に受け止め、それぞれが課題点を見つけ出していました。

最終日は英語でスタッフ達にプレゼンを行う

ETGトレーナーからフィードバックを受ける

研修会の最後には、NSSスタッフの進行の下、科学技術振興機構、Googleの来賓を迎え、Intel ISEF 2019派遣団の結団式を行ないました。3日間の研修会を全力で乗り切ったファイナリスト達は、どこか達成感に溢れた顔つきをしていました。Intel ISEFまでの2ヶ月弱を各々の課題と向き合い、できることは全てやりきったと言い切れるだけの自信を持って、心の底からIntel ISEFを楽しんでくれることを祈っています。

3日間お世話になったETGトレーナーのみなさま

3日間の研修が終わってファイナリストも少しホッとした様子

袋の中身は???

ISEFまであと1ヶ月半!

参加ボランティア:18名