米国アリゾナ州フェニックスで開催中のIntel ISEF2019で、日本代表が特別賞を受賞しました。特別賞を受賞した3プロジェクトは以下の通りです。
アメリカ気象学会賞3等
プロジェクト名: Long-term visual monitoring revealed importance of sea wind in causing sudden showers in Japanese mountain basin
ファイナリスト名: 上条 藍悠
所属: 長野県松本深志高等学校
アメリカ音響学会賞1 等
プロジェクト名: Novel Subtle Acoustic Communication: Successful Elucidation of the Cryptic Ecology of Runner Plant Bugs (Hallodapus spp.) with Emphasis on Their Stridulatory Mechanisms
ファイナリスト名: 玉田結唯・宮崎文那・日南瑶
所属: 長崎県立長崎西高等学校
アリゾナ大学賞 奨学金
プロジェクト名: Bird Environmental DNA from the Air
ファイナリスト名: 岡本優真・塚本颯
所属: 静岡県立掛川西高等学校
アリゾナ大学賞は、4年間アリゾナ大学に通うための授業料が提供される奨学金制度で、奨学金の特別賞を受賞したのは日本代表史上初です。
アメリカ気象学会賞を受賞した上条藍悠さんは、受賞を受けて「これまで関わってくださった方々、本当にありがとうございました。」と語ってくれました。
アメリカ音響学会賞を受賞した玉田結唯さん・宮崎文那さん・日南瑶さんらの3人は、表彰式後「自分たちの研究成果に興味を持ってもらえてとても嬉しいです。いままで応援してくださった方々に感謝の気持ちを伝えたいです。」と語ってくれました。
アリゾナ大学賞を受賞した、岡本優馬さん・塚本颯さんらの2人は、受賞の証書を手に、「自分たちが今まで積み上げてきたものが成果として出て嬉しいです。支えてくださった方々には本当に感謝したいです。」と語ってくれました。
表彰式に先立ち午前中は、ファイナリストによる研究発表の一般公開が行われ、科学に興味を持つ人や地元の小中学生などの一般参加者が多数来場しました。法被や浴衣などを着た日本のファイナリストのブースには、多くの人が訪れていました。本審査とは異なり、一般の方々に対してわかりやすく簡潔に説明する必要がありますが、この数日の間に英語で質疑応答をすることにも慣れたためか、研究のプレゼンそのものを楽しんでいるようでした。研究に感心してくれる来場者の方が大変多く、ファイナリストにとっても励みになったのではないかと思います。
明日はグランドアワードの表彰式が行われます。グランドアワードの表彰式は、SSPのFacebookアカウント(https://www.facebook.com/societyforscience/videos/448364579072777/)でライブ中継されます。日本時間5/17の25:00からスタートします。
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