Intel ISEF 2011 優秀賞(Grand Award)表彰式にて日本代表が入賞!

 米国カリフォルニア州ロサンゼルスで開催されているIntel ISEF(国際学生科学技術フェア)の優秀賞(Grand Award)表彰式が行われ、日本代表の川添 信忠さん、前畑 大樹さん、叶 瑠至亜さん(錦江湾高等学校3年)、田中 里桜さん(千葉県立千葉高等学校2年)が表彰されました。
 錦江湾高等学校は、「桜島の噴火に伴う火山雷の発生メカニズムの解明を目指して」という研究により、地球科学(EARTH&PLANETARY SCIENCE)部門で4等賞を受賞しました。川添さんは「まさか呼ばれると思っていなかったので、とても嬉しいです。」、前畑さんは「急に名前が呼ばれて驚きました。」、叶さんは「自分達の研究でこんなに素晴らしい賞を獲れると思っていなかったので凄く嬉しいです。」と喜びを語ってくれました。
 田中さんは、「有孔虫による堆積古環境の推定」という研究により、地球科学(EARTH&PLANETARY SCIENCE)部門で3等賞を受賞しました。田中さんは、「優秀賞を頂けて本当に嬉しいです。まずは今までお世話になった方々にお礼を言いたいです。」と喜びの声を聞かせてくれました。
 また、最高賞に当たるゴードン・ムーア賞(Gordon E. Moore Award)は、カリフォルニア州のマシュー・トロイ・フェダーセンさん(Matthew Troy Feddersen)とブレイク・マーグラフさん(Blake Marggraff)の「コンプトン散乱の二次放射線を用いた擬似癌細胞の治療法」が、次点にあたるインテル青年科学賞(Intel Foundation Young Scientist Award)には、タイのポーンワス・ポンシーラワンさん(Pornwase Pongtheerawan)、タンピッチャ・フォンチャイパイブーンさん(Tanpitcha Phongchaipaiboon)、アラダ・スンカニットさん(Arada Sungkanit)の「魚の鱗を用いた包装材用バイオプラスチック」とネバダ州のテイラー・ラモン・ウィルソンさん(Taylor Ramon Wilson)の「核テロ対策のための能動かつ受動的な高感度放射線検出器の開発」が選ばれました。
この表彰式をもって今年のIntel ISEFも無事に終了し、明日以降に帰国の途につきます。

Intel ISEF 2011 日本代表が特別賞受賞・佳作入選

 米国カリフォルニア州ロサンゼルスで開催されているIntel ISEF(国際学生科学技術フェア)の特別賞表彰式が現地時間12日夜に行われ、日本代表の田中 里桜さん(千葉県立千葉高等学校2年)が特別賞を受賞しました。また、川添 信忠くん、前畑 大樹くん、叶 瑠至亜くん(鹿児島県立錦江湾高等学校)が佳作に入選しました。
 田中さんは「有孔虫による堆積古環境の推定」という研究で、アメリカ地質研究所賞1等賞を受賞しました。受賞直後には「本当にありがたいと思います。学校の先生や研究でお世話になった人、応援してくれた人たちに本当に感謝しています」と受賞の喜びを語ってくれました。
 川添くん、前畑くん、叶くんは「桜島の噴火に伴う火山雷の発生メカニズムの解明を目指して」という研究で、アメリカ気象学会佳作に入選しました。
 また、それに先立ち日中は一般公開が行われ、ファイナリスト達は来場者に研究を発表したり、交流を楽しんだりしていました。
 明日の朝(5月13日)には、優秀賞(Grand Award)表彰式が行われます。

審査会当日

 米国カリフォルニア州ロサンゼルスで開催されているIntel ISEFで審査会が行われました。日本代表団は緊張した面持ちの中、最終チェックをし審査に臨みました。
 皆最初は緊張した面持ちでしたが、審査会終了後には満足そうな笑みを浮かべて「審査は長いと思っていましたが、意外と早く感じました。なので、楽しめたのだと思います。」「楽しかったです。精一杯頑張りました。」と感想を語ってくれました。 明日12日に特別賞の表彰式が、明後日13日にグランドアワード(優秀賞表彰式)が行われ、審査結果が発表されます。
 審査終了後には、Intel ISEF参加者のために貸し切られたユニバーサルスタジオハリウッドにて、審査の疲れも忘れて思い思いに羽をのばしていました。

Intel ISEF 2011 発表準備整う

 

米国カリフォルニア州ロサンゼルスで開催されているIntel ISEFで、審査に先立っての全ての事前審査(ルール適合、展示の安全性などのチェック)が終了しました。日本代表のファイナリストは、無事全ての審査をクリアし明日の審査に臨む準備が整いました。

 
ファイナリスト達は明日の審査に向けて自主的に発表練習を行い、真剣な様子で最後の確認を行っていました。また「明日が本番ということで、今はわくわくと緊張が半分半分です。ここまできたらやることはやったと思うので、楽しんで帰りたいと思います。頑張ります!」「全力でやるだけやって、一人でも多くの人に自分の研究をわかってもらえるように頑張りたいと思います。」と意気込みを語ってくれました。

 
夕方からは娯楽複合施設「LAライブ」を貸し切って行われたIntel ISEFの歓迎パーティーに参加し、各国生徒との交流を深めたり、ダンスパーティーに参加するなど思い思いにパーティーを楽しんでいました。

Intel ISEF 2011 開幕

米国カリフォルニア州ロサンゼルスで開催されているIntel ISEFのオープニングセレモニー(開会式)が行われました。米インテルCEOのポール・オテリーニ氏によるビデオメッセージのほか、ドリームワークスCEOのジェフリー・カッツェンバーグ氏による基調講演が行われ、会場はおおいに盛り上がりました。講演の最後にはTwitterに寄せられた質問にカッツェンバーグ氏が答えるセッションが設けられるという新たな試みもあり、会場はより一層の盛り上がりをみせていました。各国代表がステージにあがるシーンでは、日本代表団の田中さん、森川君、福本君がはっぴを着て、各国代表に負けじと日本チームをアピールしていました。
午前中にはオープニングセレモニーに先立ち、日本代表団全6プロジェクト全てが作品展示の準備を完了し、事前チェックを受けました。また、木村さんは米インテル社のプレスからのインタビューを受け、この度の東日本大震災に際して科学や数学はどのように貢献できるか、といった難しい質問にもしっかりとした受け答えをしていました。

日本代表が無事到着しました。

米国カリフォルニア州ロサンゼルスにIntel ISEF2011日本代表団が無事に到着いたしました。長旅でしたが、皆元気な様子でした。参加登録も無事終了し、展示パネルのセットアップを行いました。また、Intel ISEF恒例のピンバッチ交換にも参加し、JWマリオットホテルにて各国の代表と早速親睦を深めました。たくさんのピンバッチを交換できたファイナリスト達はとても嬉しそうな表情を浮かべていました。
 
明日はオープニングセレモニーが開催され、ファイナリスト達にとっては更に楽しい1日となりそうです。

日本代表団アメリカへ向けて出発

米国カリフォルニア州ロサンゼルスで5月8日から5月13日にかけて行われるIntel ISEF(国際学生科学技術フェア)に向けて、日本学生科学賞およびJSECにて上位入賞し、日本代表として派遣される生徒たちが本日成田空港を出発いたしました。

本年度のIntel ISEFには、以下の6つのプロジェクトが参加します。

【植物科学部門】
天野祐嗣、草野光亮、江口亮太 (埼玉県立大宮高等学校)
「ハエトリグサの捕食反応III」

【化学部門】
大山暁人 (八千代松陰高等学校1年)
「液体窒素で探る物体の冷却過程」

【地球科学部門】
田中里桜 (千葉県立千葉高等学校1年)
「有孔虫による堆積古環境の推定」

【地球科学部門】
川添信忠、前畑大樹、叶 瑠至亜 (鹿児島県立錦江湾高等学校)
「桜島の噴火に伴う火山雷の発生メカニズムの解明を目指して」

【数学部門】
木村麻里 (立命館高等学校3年)
「折り紙を用いた多面体の切断・分割と空間の充填」

【行動科学および社会科学部門】
森川義仁、福本亮太 (早稲田大学高等学院)
「「あがり」感を制御するバイオフィードバックシステムの構築」

大会中の様子を、現地プレスルームより毎日お届けいたします。日本代表団の活躍に期待しましょう!
(学年は、日本学生科学賞、JSEC受賞時のもの)

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なお、今年のIntel ISEF全体の参加者情報は下記の通りとなります。(2011年5月8日現在)
ファイナリスト総数:1546人
チームプロジェクト数: 256
個人プロジェクト数: 975

提携フェアの数: 424
参加国数: 62

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