Intel ISEF 2013 優秀賞表彰式にて日本人初の部門最優秀賞受賞!

米国アリゾナ州フェニックスで開催されているIntel ISEF(国際学生科学技術フェア)の優秀賞(Grand Award)表彰式が行われました。 日本代表の田中 堯くん(千葉県立千葉高等学校2年)が表彰されました。

田中くんは、「微小貝は古環境指標として有用か-千葉県市原市瀬又から産出した微小貝化石について-」という研究により、地球惑星科学(EARTH&PLANETARY SCIENCE)部門で1等賞を受賞し、さらに日本初の部門最優秀賞(Best of Category)に選ばれました。田中くんは、「今までとった中で最高の賞をいただいたので、これから自分の研究を発展させていくモチベーションになる非常にいい機会だったと思っています。これからも研究は続けていきたいです。」と受賞の喜びを語ってくれました。

また最高賞にあたるゴードン・ムーア賞(Gordon E. Moore Award)は、ルーマニアのイオヌット・アレクサンドル・ブディステアヌさん(Ionut Alexandru Budisteanu)の「人工知能の低価格自動走行車開発への利用」が、次点にあたるインテル青年科学賞(Intel Foundation Young Scientist Award)には、カリフォルニア州のイーシャ・カーレさん(Eesha Khare)の「フレキシブルで高効率なスーパーキャパシタのための水素化酸化チタン-ポリアニリン複合体ナノロッドの設計と合成」とルイジアナ州のヘンリー・ワンジュン・リンさん(Henry Wanjune Lin)の「スニヤエフ-ゼルドビッチ銀河団の探査におけるクールコアバイアス」が選ばれました。

この表彰式をもって今年のIntel ISEFも無事終了し、日本代表団は明日以降に帰国の途につきます。

Intel ISEF 2013 日本代表が特別賞受賞・佳作入選 2013/05/16

米国アリゾナ州フェニックスで開催されているIntel ISEF(国際学生科学技術フェア)の特別賞(Special Award)表彰式が現地時間16日夜に行われ、日本代表の佐藤友彦くん、四茂野貴大くん(広島県立府中高等学校)が特別賞受賞・佳作入選しました。

佐藤くん、四茂野くんは「動く棒が水面に描く波模様の研究~「変形くさび型の成因」及び「波模様の数学的考察」~」という研究で米国物理探査学会賞を受賞し、米国音響学会賞-佳作に入選しました。受賞直後に、2人は「夢のようです。意外だったので驚いています。学校の先生に大変お世話になったので、恩返しができたかなと思っています。」と受賞の喜びを語ってくれました。

また表彰式に先立ち日中は一般公開が行われ、ファイナリストたちは来場者に自分の研究を発表したり、交流を楽しんでいたりしました。

明日の朝(5月17日)には、いよいよ優秀賞(Grand Award)表彰式が行われます。

 

審査会当日

米国アリゾナ州で開催されているIntel ISEF 2013で、審査会が行われました。日本代表団は緊張しつつも楽しみにしながら、最終チェックをし審査に臨みました。

 

審査終了後は自分の研究を思う存分説明できたようで、日本代表団の田中堯君(千葉県立千葉高等学校)は「いろいろな国の人に自分の研究を理解してもらえて、本当に楽しかった。」と満足そうな笑みを浮かべていました。明日 16日に特別賞の表彰式が、明後日17日にグランドアワード(優秀賞表彰式)が行われ、審査結果が発表されます。

夜にはダンスパーティーなどが行われる国際交流会に参加し、審査の労をねぎらっていました。

 

Intel ISEF 2013 発表準備整う

米国アリゾナ州フェニックスで開催されているIntel ISEF 2013にて、ルールや展示の安全性などについての審査前のすべての事前審査が無事終了しました。
日本代表団の高成君(北海道旭川東高等学校)は「ポスターではなく審査員のほうを向いて話すことを心掛けて、明日はこれまでに準備した全てを出しつくし、後悔のない発表をしたいと思います。」と語ってくれました。
夕方からは、会場の近くにある野球場で歓迎パーティーが行われ、ファイナリスト達はゲームをしたり野球の試合を観戦したりしてIntel ISEFの雰囲気を存分に満喫していました。

Intel ISEF 2013 開幕!

米国アリゾナ州フェニックスで開催されているIntel ISEF 2013のオープニングセレモニー(開会式)が行われました。

司会はCBS 5からマルチメディアジャーナリストのColton Shone。昨年最高賞にあたるゴードン・ムーア賞(Gordon E. Moore Award)を受賞したJack Thomas Andrakaの登場、NASA/Caltech Jet Propulsion LaboratoryのAdam D. Steletzner氏の熱弁に盛り上がりました。
各国代表のアピールタイムでは、日本代表団の高成君(北海道旭川東高等学校)、田中さん(長崎県立長崎西高等学校)、橘さん(津山工業高等専門学校)がはっぴを着てステージ上に上がりました。そして他国の代表にに負けじと富士山・桜・荒波が描かれた自作パネルを掲げ、日本チームをアピールしていました。

 

また午前中にはオープニングセレモニーに先立ちパネルの設置を行い、日本代表団全6プロジェクト全ての事前チェックが無事終了しました。明日は本審査に向けた練習や準備をする予定です。

日本代表団がフェニックスに到着し、ピンバッチ交換会に参加しました。

米国アリゾナ州フェニックスにIntel ISEF2013日本代表団が無事に到着しました。

ファイナリスト達はフェニックスに着くとすぐに会場入りし、早速オープニングセレモニーで日本を紹介するためのボードの制作を行いました。
夜にはIntelISEF恒例のピンバッチ交換会に参加しました。村上君(長崎県立長崎西高等学校)はピンバッチ交換会に参加した後、とても楽しそうに
「緊張してしまうと思っていましたが、そんなことはなく楽しく交流ができました。」
と語ってくれました。
明日はオープニングセレモニーが開催され、ついにIntel ISEF2013が幕開けします。

日本代表団アメリカに向けて出発。

米国アリゾナ州フェニックスで5月12日から5月17日にかけて行われるIntel ISEF(国際学生科学技術フェア)に向けて、日本学生科学賞およびJSECにて上位入賞し、日本代表として派遣される生徒たちが本日成田空港を出発いたしました。

本年度のIntel ISEFには、以下の6つのプロジェクトが参加します。

【コンピューター科学部門】
矢倉大夢 (灘高等学校1年)
「Androidにおける機械学習を用いた新たなマルウェア検知システム」

【動物科学部門】
村上大祐、田中千聡 (長崎県立長崎西高等学校)
「ゾウミジンコの走性に関する研究」

【数学部門】
橘 智子 (津山工業高等専門学校3年)
「複素ピタゴラス数の構造について」

【地球惑星科学部門】
田中 堯 (千葉県立千葉高等学校1年)
「微小貝は古環境指標として有用か-千葉県市原市瀬又から産出した微小貝化石について-」

【物理学・天文学部門】
佐藤友彦、四茂野貴大(広島県立府中高等学校)
「動く棒が水面に描く波模様の研究~「変形くさび型の成因」及び「波模様の数学的考察」~」

【化学部門】
高成壯磨 (北海道旭川東高等学校2年)
「NaCl型ボルタ電池の正極反応」

大会中の様子を、現地プレスルームより毎日お届けいたします。日本代表団の活躍に期待しましょう!
(学年は、日本学生科学賞、JSEC受賞時のもの)