アメリカ山岳部時間の5月17日の朝、Intel ISEF 2019のGrand Award CeremonyがPhoenix Convention Centerで行われました。
日本代表の6名、計3プロジェクトが部門優秀賞を受賞しました。受賞した3プロジェクトは次の通りです。
動物科学部門 優秀賞2 等
プロジェクト名: Bird Environmental DNA from the Air
ファイナリスト名: 岡本優真・塚本颯
所属: 静岡県立掛川西高等学校
材料科学部門 優秀賞3等
プロジェクト名: Development of the Gypsum Board Materials Containing Eggshell Aiming at the Solution of Sick Building Syndrome
ファイナリスト名: 田中泰斗
所属: 米子工業高等専門学校
動物科学部門 優秀賞4等
プロジェクト名: Novel Subtle Acoustic Communication: Successful Elucidation of the Cryptic Ecology of Runner Plant Bugs (Hallodapus spp.) with Emphasis on Their Stridulatory Mechanisms
ファイナリスト名: 玉田結唯・宮崎文那・日南瑶
所属: 長崎県立長崎西高等学校
また、Intel ISEF 2019の全プロジェクトのうち、最も優れているプロジェエクトに与えられるゴードン・ムーア賞(The Gordon E. Moore Award)と、次点のプロジェクト2点に与えられるインテル青年科学者賞(Intel Foundation Young Scientist Award)には、次の3プロジェクトが選ばれました。
ゴードン・ムーア賞
プロジェクト名(原題): Utilizing Computer Vision and Machine Learning Systems to Develop a Live Time Navigational and Surgical Aid for Spinal Reconstructions
プロジェクト名(和訳): コンピュータービジョンと機械学習システムを使った背骨再建のためのリアルタイムで稼働する外科手術ナビゲーション補助器具の開発
ファイナリスト名: Krithik Ramesh
出場国: アメリカ
インテル青年科学者賞
プロジェクト名(原題): Modeling Neurodegeneration in vitro: A Dynamic Study of Tau in a Microfluidic Chamber System via Quantum Dot Labeling
プロジェクト名(和訳): In vitro神経変性のモデル化:量子ドットラベリングを用いたマイクロ流体チャンバーにおけるタウタンパク質の動的研究
ファイナリスト名: Allison Sihan Jia
出場国: アメリカ
プロジェクト名(原題): Bioinspired Submersible Dual Propulsion System: A Novel Approach to Ultra-Efficient Submarine Propulsion Utilizing Starting and Stopping Vortex Rings Mirroring Jellyfish Motion
プロジェクト名(和訳): 生物模倣による潜水用二重推進システム: クラゲの運動時にできる進行・停止の渦輪を利用した高効率な潜水艦の推進システムに対する新しいアプローチ
ファイナリスト名: Rachel M. Seever
出場国: アメリカ
さらに、今回はIntelがタイトルスポンサーを務める最後の大会ということで、“Craig R. Barrett Award for Innovation”が新設されました。
この賞は、STEM教育における革新を促進した研究に与えられます。今回の受賞者は、以下の1プロジェクトとなりました。
Craig R. Barrett Award for Innovation
プロジェクト名(原題): A Novel, Noninvasive Approach to Melanoma Diagnosis Using Optical Coherence Tomography and Bioconjugated Gold Nanoparticles
プロジェクト名(和訳): 生体共役反応させた金ナノ粒子と光干渉断層撮影を使った黒色腫の新しい非侵襲性診断へのアプローチ
ファイナリスト名: Shriya Reddy
出場国: アメリカ
この表彰式をもって今年のIntel ISEF、さらにIntelがタイトルスポンサーを務めるISEFが終了します。来年度はISEF 2020。米国カリフォルニア州アナハイムでの開催となります。日本代表は現地時間の明日以降、帰国の途につく予定です。
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