【Regeneron ISEF 2023 2日目】オープニングセレモニーが終了しました.

朝から審査会場に向かったファイナリストたちは,前日から行っていたブースセットアップの続きを行い,昼から夕方にかけてはPetot Museumへの見学ツアーに,そして現地時間の午後7時からはRegeneron ISEF 2023 Opening Ceremonyに参加しました.

ファイナリストによっ会場に持ち込まれた様々な資料は,SS(Society of Science)によるD&S (Dispolay and Security)審査を受けて初めて,Regeneron ISEFの審査用資料として認められることになります.ブースセットアップが完了したファイナリストたちのブースにはSSの審査員たちが一つ一つ訪れ,ファイナリストによる資料の説明を受けながら,D&S審査を実施していました.

D&S審査が完了したファイナリストたちは,Perot Museumでの見学ツアーに参加しました.Perot Museumは1936年から続く歴史ある自然史博物館であり,70万点を超える資料を収蔵しています.収蔵されている資料は恐竜から宇宙まで幅広く,見学ツアーに参加したファイナリストたちは皆,博物館の迫力に圧倒された様子で審査会場に戻ってきました.

一日を締めくくるOpening Ceremonyの会場は,DJ Karaの操る音楽で常にボルテージが最高潮.Regeneron ISEFの開幕をつげる映像が流れると会場のボルテージは限界を突破.Barb Bakerの司会で始まったInternational Shout Out.60を超える国と地域の代表者たちのアピールする映像が流れると同時に代表者が壇上に上がります.日本代表のアピール映像では,「ありがとう,ISEF.Love ISEF!」の一言.各国の代表者が並んだ壇上は,コロナ前まで毎年行われていたISEFを思い出させるものでした.Shout Out後のDr. Michael Brownによる講演では,「通常は10年単位でかかるワクチン開発がわずか1年で達成されたことは,国を超えた科学者たちの協力があってこそのものであった」と述べられており,「科学には国境が無い」というメッセージが強く込められた,非常に心を打つスピーチでした.その後は活躍する女性3名を招いてパネルディスカッションが行われました.

SSの代表Maya AjmeraがOpening Ceremonyでも述べたようにWe are back! 3年の時を経て遂に完全対面開催となったRegeneron ISEF.明日以降もワクワクが止まらない日々が続きそうです.

明日,ファイナリストたちは一日発表練習をし,明後日の審査に臨みます.